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夫婦で空手をして良かったのは 家で組手ができることかなぁ
 フルコンタクト・デビュー戦となった7月の第3回城西カップで福井瞳と大接戦を演じ、8月の第7回全日本女子大会ではヤナ・コリンバを延長で撃破。その戦いぶりに関係者がいま大きな期待を寄せているのがこの小椎尾環(こしお・たまき)さん。実は彼女、夫の塁(るい)さんと共に空手を習う夫婦空手家なのです。環さんは2年前に結婚し、そのわずか1週間後に極真に入門。だから結婚年数と空手歴がまったく同じ。そんな彼女が入門したきっかけとは。
「仕事で体調を崩したことがあったから身体を鍛えたかったのと、あとは美容のため。ホントはスポーツジムでも良かったんですけど、手続きが面倒な感じで。でも、空手は「いつでも道場に来てくださいね」と簡単だった。支部もできたばっかりで、進支部長もとても良い人でしたし。それにホントは「空手着プレゼント」にもすごくひかれました(笑)。欲しかったんですよね」
結婚後に突然、空手を始めると言い出した妻に、塁さんは「なんで空手?!と驚きました。何にも知らないのに大丈夫かなと」「いやフィリォだけは知ってた」(環)。”フィリォだけ”って・・・。それで極真の門をあっさり叩いてしまうのだから恐れ入る。かくいう夫もその2ヶ月後、第8回世界大会を見たことをきっかけに入門するのだが。
そこから夫婦の空手生活がスタート。仕事を持ちながら稽古に通う日々が続いた。
だが充電のため会社を辞めた環さんが、進裕治支部長の奥さん(黒帯)と二人で自主トレを開始。これが転機になった。「すごく強い」奥さんとの稽古で鍛えられ、メキメキと実力を伸ばしていったのだ。交流試合、錬成大会、全関東と実績を重ね、遂には全日本まで駆け上がっていった。さらに指導も担当するようになり、いつしか空手漬けの日々にどっぷり。
「大会に出ることなんて考えてもいなかったんです。気がついたら選手をやっていたという感じ。ただ全日本で負けたのも悔しいし、やるからには世界一になりたい。そのためにまずは全日本で優勝するのが目標です。」
ー夫婦で空手をやっていて良かったことは?
「家にいても組手ができることかなあ(笑)。空手の知識も彼がすごく研究熱心なんで、いろいろ教わっています。夫婦で共通の趣味があるとコミュニケーションが深まるからいいですよ。あとは、空手をやって身体が丈夫になりました。病気もほとんどしなくなりましたから。」
夫婦円満の秘訣は空手にあり。と、まとめようと思ったが、9月23日に2度目の結婚記念日を迎えたばかりだという二人には、こんな古っぽい言葉は似合いませんね。
TAMAKI KOSHIO
1979年5月22日、東京都府中市出身。03年9月に極真会館川崎溝口支部に入門。05第3回城西カップ3位、第7回全日本女子大会出場。川崎溝口支部所属、二級。163cm、58kg。26歳。結婚歴2年。夫の塁さんは現在六級の28歳。目標は「全日本壮年チャンピオン」。極真祭での夫婦優勝を狙っている。

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進裕治支部長からひと言
・進先生からのお願い
自分に厳しく、人に優しくなれるのが極真空手です。だから他人の痛みをわかる子供になってほしい。道場の中でも外でも、困っている人を率先して助けてあげてほしいです。帯の緩んでいる子がいたら締めてあげるとか・・・。稽古をしているみんなに空手の技がうまくなってほしいというのはもちろんありますが、それよりも気合いが大事です。気合いを大きく出すことによって自分に自信が出てくるし、自分に自信が持てるようになると人に優しくなれる。だから常に気合いを入れて稽古をやってほしい。
・なぜその技を出すのか
ただ技を出せばいいというのではなくて、どこを叩くために技を出しているのかというのを説明しています。小さい子たちは最初のうち、よくわからないと思いますが、続けていくうちに少しずつわかってもらえればと思います。
・続けることが一番
せっかく極真空手を始めたのだから、大人になっても続けてほしい。つらいこともたくさんあると思いますが、続けていくことで自分に自信が持てるようになると思います。
・進支部長の指導日記
少年部のうち6割が幼年部の子たちで小学生も低学年がほとんど。道場ができた当初はみんな右も左もわからない状態でしたが、子供たちは順応性が高くてすぐに吸収してくれるのでびっくりします。自分がこうしなさいというと次の日にはそれができるようになっていますから。
指導の特徴:スパー後は一人づつ声をかけて指導
スパーリングは、2チームに分かれて一人ずつの対抗戦。この形式は、子供たちが試合と同じような緊張感を持ってできるし、進先生にとっては一人ひとりの長所や短所をじっくり見られるという利点がある。また同じチームになった子を応援することで連帯感も生まれる。進支部長は「上段をもっと蹴ろう」「突きももっと出そうね」というアドバイスに留まらず、「今のは良かったね」と誉めることも決して忘れない。オープンして8ヶ月の新支部だからできる温かみのある指導。
担当記者の目
自分で何でもする。連れてくる親は道場の外での待機となり子供たちは甘えることができない。だからこそ道場の中で助け合いの輪が生まれる。皆が道衣を着ることやサポーターを自分で付けているのを見て、進支部長の少年部指導に対する心の細やかさを感じることができた。

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