【武蔵小杉道場】世界大会（国際大会）に向けた最終調整
押忍
橋本 竜です。
はじめに。今週末に開催される世界大会（国際大会）に武蔵小杉道場から橋本レイくんが出場予定で、この度たくさんの方から応援のため応援パスをご購入いただきました。ありがとうございます。
現在発表されているトーナメント表には試合番号が採番されておらず、「11:00試合開始」、「第9コート（10歳男子＋35kg級）」、「ゼッケン256」という情報が開示されていますが、まもなく電子パンフレットが公開されますので試合番号はそちらをご確認いただき、大会当日は自分がセコンドに入りますのでコート付近を探していただければと思います。
〈幼年クラス〉
全クラス共通で今秋テーマ「重心」の感覚を養うため、幼年クラスは突きのみ、蹴りのみなど技種を絞りつつ、移動に制限を加えた約束組手をたくさんおこなっています。幼年〜小学校低学年には難しいテーマかもしれませんが、重心（言い回しは替えていますが）の意識づけと無意識下の身体の使い方は少しずつ成長。集中力がついてきて身体操作が上手くなってきたので、この調子で年末年始を駆け抜けましょう。
〈小学生・中学生クラス〉
今秋テーマ「重心」の感覚を養うため、突きのみ、蹴りのみなど技種を絞りつつ、移動に制限を加えた約束組手をたくさんおこなっています。更に、白・オレンジ帯は基礎的な攻防技術、青帯は＋足を使った攻防技術、黄帯以上は＋正中線を意識した攻防技術を練習しています。帯が上がるほど求める技術レベルは高まりますので、各自の次の目標、例えば2月昇級審査や3月神奈川県大会に向けて頑張ってついてきてください。
〈選手クラス〉
今秋テーマ「重心」。通常クラスの内容に加えて、（1）下半身のパワーを鍛えるため制限された移動範囲と方法による手押し相撲、（2）下半身のスプリングを起こすため組手を想定したステップワーク練習などを準備運動として多く取り入れておこないました。最近ではそれに加えて、正中線を意識した攻防技術を練習しています。小学校低〜中学年くらいだと難しいかもしれませんが、少しでも意識づけしたいです。
さて、いよいよ世界大会（国際大会）を迎えます。武蔵小杉道場からは、2022全日本チャンピオンの橋本レイくんが出場します。今年4月全日本大会を終えて翌日に軽量級→重量級に階級を上げる方向で意識合わせし、稽古し、東日本大会で重量級を味見して反省し、更に稽古し、ついにその成果を試す日が来ました。彼の今日までの空手人生の集大成、5年目を迎えた武蔵小杉道場の集大成です。今回の彼に関して不安要素はありませんので、あとは運を味方につければいい。がんばれ。
先日の神奈川県大会を終えて、武蔵小杉道場強化選手に2名加わりました。1人目の川口リンくん（写真2枚目）は、2021神奈川県銅メダリストで6級の2年生です。軽量級らしいスピード感ある組手が特徴で、今夏テーマにしていた接近戦の稽古で一定の成果、変化が見られた成長株です。日々稽古に取り組む姿勢もお手本に相応しく、将来にも期待できるため、本人からの申し出を受けて強化選手に選定しました。2月関東大会での優勝を目指しましょう。
2人目の立野オウジロウくん（写真3枚目）は、2022神奈川県銀メダリストで9級の3年生です。スポンジのような吸収力で初級者とは思えない打撃力と技術力を備えていますが、現在9級で試合経験も空手経験も少ないので、経験値を積んだ時に相当な強さになるポテンシャルを持っています。極真精神である「頭は低く目は高く」の通り、謙虚でありながら強さへの憧れも強いので、本人からの申し出を受けて強化選手に選定しました。2月関東大会のダークホースです。
〈一般クラス〉
今秋テーマ「重心」。（1）その感覚を組手にリンクさせるために最適な「鉄騎その1」の型稽古、（2）下半身のパワーを鍛えるため制限された移動範囲と方法による手押し相撲、（3）下半身のスプリングを起こすため組手を想定したステップワーク練習、（4）実際に突きのみ、蹴りのみなど技種を絞りつつ、移動に制限を加えた約束組手をたくさんおこないました。最近は、捌き返しや正中線を意識した攻防技術を練習しています。
押忍
2022年11月17日
