今日の一般部、組手のススメ
押忍
今日の一般部では4分のライトスパーを休憩をはさみながらたくさん行いました。
通常の試合時間は1分30秒〜長くても3分間ですが、その時と同じように試合さながらガチガチに打ち合おうとするととてもではありませんが最後まで動ききることは出来ません(普段からやっている人は別ですが)。
長い時間、連続して動くにはムダな動きや力みを省く必要があります。
リラックスして、頭を冷静に働かせて自分の技やコンビネーション、相手の動きや呼吸をよんで動くことで組手自体に慣れることが出来るようになります。
相手への攻撃もただ力んで力勝負を挑み、『きかせてやろう』『倒してやる』と思って囚われすぎている時はよっぽど実力差が無い限り厳しいと思います。
今日参加された一般部の皆さんは各自のテーマを持ちながら、終始リラックスして組手が出来ていたように思います。
落ち着いてあれこれ試すことで閃く感覚や発見もあるのではないでしょうか。
稽古後の皆さんの表情は爽快そのもので、いい顔をされていました。
中には組手は痛いから怖いという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、一度思い切って挑戦してみると案外頑張れたりします。
痛みを知って寛容になり、自分の弱さと対峙して向き合う。そこを乗り越えられたら、自分をもっと好きになれるのではないでしょうか。
また、拳を交えて得られる友情や親交は、空手ならではです。組手は痛いし苦しいですが、得られる楽しさや充実感はそれ以上です。
組手、ライトスパー、ちょっと怖いなぁと思う方も勇気を持って挑戦してみて下さい。きっと空手がもっと好きになりますよ。
2010年5月25日