2004年 稽古納め 2004.12.28/溝の口道場

イベントレポート

極真空手溝の口道場 稽古納め1レポート:小椎尾環4級

 2004年12月28日、川崎溝口道場にて稽古納めが行われました。この日集まったのは下は小学2年生から上は55歳まで総勢22名。いつもより道場がとても狭く感じました。
 狭いなーと思いながらも軽く準備体操をして、まずは中段正拳1000本突き。カウントは矢部先輩からスタートして各自10ずつ×5順すればすんなりと終わるはずでした。しかし!そう簡単にはいきません。矢部先輩の次、緑帯の某T上先輩が3回連続でカウントのタイミングを外し中断。スタート直後、しかも同じ先輩で何回もストップしてしまったので、さすがの先生もプチ切れ気味。その後、某緑帯YMZ先輩もカウントを間違え波乱のスタートとなりましたが何とか進み始めました。
 途中ところどころ止まりもしましたが、200・300・400・500回とカウントは進んでいきます。最初は皆涼しい顔をして気合万全、張り切って突いていたのですが、さすがに半分過ぎる頃には汗だく。正面の鏡は熱気であっというまに曇っていきます。600・700・800回、この頃になると腰も回らなくなり、軸もぶれて、気合の声もトーンダウンしてきました。おまけに今何回なのか分からなくなってきて逆にテンションもあがってきます。
 900回、残りは自分との闘いです。大声を出して自らを奮い立たせる者、苦しい表情をしながらもしっかり力を込めて突く者。暑さと疲れでボーっとしながらもラストに突入です。これで最後だと思ったか、気合の声も大きくなり拳にも力が入ります。ラスト10回は全員大声で気合を入れ、1000本突きは終了しました。うーん、意外とイケたかも?

極真空手溝の口道場 稽古納め2 5分間の休憩の後、中段前蹴り1000本が始まりました。先生の指示により前列の茶帯~黄帯の先輩のみでカウントがスタートしました。さすがに間違えることもなく、順調に進んでいきます。100~300回くらいは皆、体力温存か?余裕の表情が多く見受けられました。途中、進先輩の向けるカメラに反応して俄然張り切る某T上先輩。カメラが向いているときだけ(?)は高らかに足が上がっておりました。それを横目でチラ見するこの日が黄帯生活最後のS川君。よい子は真似しちゃいけませんよ。
 400~600回がもしかしたら一番辛いときだったかもしれません。だんだんと足が上がらなくなり、正しい前蹴りが蹴れなくなってきました。カウントも中断することも無く、ノンストップで進んでいたので足が震えてきます。正面を見ると先生も汗だく。こりゃー負けられねぇと気持ちを引き締め、気合を入れなおします。
 700~900回。後半戦はやはり想像通りキツイものでした。もはや中段前蹴りにも遠い、蹴上げ状態。ちなみに自分は正面の松井館長の写真とずっと目があっておりましたので手が抜けませんでした。皆、顔を真っ赤にしながら鬼気迫る面持ちで頑張っています。ついにラスト100回です。三浦先輩の「気合入れて!」の声に全員が沸き立ちます。これで最後だ!負けるものか!と先生含め全体で大声を出し、最後を無事乗り切りました。
1000本蹴りを終えて、皆足がガクガク。座ると自分の足が自分のものでは無いような感覚がしました。ストレッチの時間を貰って、足をほぐします。

極真空手溝の口道場 稽古納め3 窓とドアを開けて、外気を入れると中との気温差で頭から湯気の出る人が続出。長谷川兄弟はそんな状態が珍しかったようで、じっと三浦先輩の頭から出る湯気を見つめていました。一番出ていたのはやっぱり先生でしょうか。「しゅー」と音まで聞こえてきそうです。しかし、ウチの旦那はなぜ頭の横から湯気が出るんだ?耳から出てるのか?
 ひとしきりストレッチし終わった後は、一人一人今年の反省・よかった点と来年の抱負を発表。皆さん、極真空手に出会ったことで何かしら得るものがあったようです。特に壮年の方々の発言には心動かされるものがありました。牧田さんの「試合に出たい」という思い、本橋さんの「試合で勝ちたい」という思いは若造の我々に刺激を与えてくれました。
 その後は皆で大掃除。宮腰姉弟も参加してくれ、幼年部~壮年までホコリまみれになりながら一年分の汚れを落としました。

 先生、道場生の皆さん今年一年お疲れ様でした。来年もまた一丸となって溝口道場を盛り上げていきましょう!押忍。


« »