2016年春季昇級審査会 2016.2.28/宮前平道場

イベントレポート

2月28日(日)、今年最初の昇級昇段審査会が宮前平道場にて行われました。少年部は帯毎に4回に分けて実施され合計で120名程の道場生が審査に臨みました!


白帯の子達にとっては初めての審査!とても緊張した事と思いますが、みんな集中してしっかりと出来ました。特に幼年部のヒロシくん、技がしっかりと出来ていたのは勿論のこと、気合いの声や返事の声も大きく、待っている時は常に正面を向いて不動立ち!立ち居振る舞いも素晴らしかったです。まだ幼年部ですよ〜!立派でした!将来必ず強くなるでしょう。6年生のミヤビさんは全体を通してほぼ完璧の内容でした!4月からは中学生になりますが一般部になっても頑張ってください。

現在、オレンジ一本線帯。このクラスは、昨年オープンしたアスリエ鷺沼,生田道場の一期生が含まれており、現在、川崎溝口支部で最も多く層の厚い帯です。生田道場のソウタくんとユウトくんの気合いが凄かったです! そして、同時期に入会した子が多く、組手審査ではライバル心むき出しで試合さながらの白熱した戦いが随所に見られました!



現在、青帯〜青一本線帯のクラスは全クラスの中で一番元気が良かったです!なかでも、溝の口道場のシュンペイくんと宮前平道場のカナタくんは終始気合い満天で身体から覇気が漲っておりました!素晴らしいです! 2人はそれぞれの道場のムードメーカー的な存在です。2人の明るさでこれからも支部を盛り上げてください。


宮前平道場生え抜きの一期生は現在、黄色帯。入門して2年近くが経ちましたがとても逞しくなりました!久しぶりに会った進師範からもお褒めの言葉を頂きました!これからも道場のリーダーとしてみんなを引っ張って行ってください。



一級を受審したハクくんを含む、黄色一本線帯以上の上級者は、基本,移動,型などの技はとても綺麗で流石でした! ハクくんの連続3人組手も掛かり手達を圧倒する良い内容でした。しかし、先生方からは度々「もっと声出せ〜」「気合い入れろ〜」などの檄が飛びました! 要所要所でもっと「気迫」「覇気」を前面に出して欲しかったです。そんな中、ユアンくんは常にお腹から声を出せており、ちょっと元気の無い上級者陣の中で一人気を吐いておりました! ユアンくんは、稽古時いつも大きな気合いの声を出し、後輩達の良き見本になっております。試合でも気迫を前面に出して格上相手でも臆する事無く戦います。身体が小さい事も有り、今は結果に繋がってませんが、必ず絶対に強くなるでしょう。
上級者の子達はこれからは、上手い,強いだけではダメです。稽古の時から「気迫」「覇気」を前面に出して、後輩達の憧れになる様な支部少年部のリーダーになって欲しいです。期待しております。

審査を受けた少年部のみんな、お疲れ様でした。
青木先生,水間先生,三浦先生,武田先生,辨天先生,小寺先生、朝早くから審査官をして頂きありがとうございました。
いつもと違う先生方にアドバイスをしてもらい、子供達はとても良い経験になったと思います。
少年部の子達は先生方に頂いたアドバイスをこれからの稽古に活かしていきましょう。そしてまたみんなで次の目標に向けて頑張りましょう。

16時30分からは一般部の昇級昇段審査が行われました。

今回は10名が受審。基本稽古,柔軟性,拳立て,移動稽古,型,組手,ジャンピングスクワットの順で審査が行われました。


初めての審査に臨んだ白帯4名は全員とてもレベルが高く、白帯とは思えないとても良い内容でした! 始まったばかりの空手人生、それぞれの空手道を是非とも一生続けてください。

大学受験の為、約2年振りの審査に臨んだスバルくん、「あれっ、まだ黄帯だったの!」と周りから声を掛けられておりました。身体を大きくして、大学生のうちに試合にもどんどん挑戦してもらいたいです。

緑帯の審査に挑戦した中学生の高橋くんと小倉さん。2人は宮前平道場オープンしてすぐに入会して来ました。あれからもうすぐ2年!「白帯だった2人が緑帯か〜!」感慨深いです!そしてとても逞しくなりました! 4月からは一般部に上がってくる少年部もいますので2人には学生達のリーダー的存在を期待しています。

3級審査に臨んだ宮前平道場の相澤さん、入会して1年9ヶ月程が経ちました。お仕事が忙しいなか、週に3回の稽古を継続しておられます!試合にもどんどん挑戦し、神奈川県大会優勝! 関東大会3位! と素晴らしい実績を残して来ました! 格上相手にも怯む事無く、延長戦でも退がる事なく打ち続けるど根性のファイトスタイルには「相澤ラッシュ」と名前が付く程! 頭が下がります! 今年は国際大会にも挑戦します! 「相澤ラッシュ」で目指せ国際チャンピオン‼︎

そして今回は、岩崎一級と大和一級が昇段審査に臨み連続10人組手に挑戦しました。
先ずは岩崎さん。

1人目は小寺一級。掛かり手なのにテーピングをがっつり巻いてやる気満々の小寺さんからスタートです。

2人目は坂口一級。

3人目の森真樹二級。森さんの的確な攻撃をしっかりとディフェンスします。

4人目は森真二初段。

5人目は長澤一級。

6人目は相澤四級。

7人目の興津二級。興津さんの厳しい攻めに顔が歪みます!

8人目は森谷三級。疲れはピークに。

9人目は水間初段。容赦無い攻撃が…!

最後は片野一級。現役全日本選手の強烈な攻撃を受けますが最後の力を振り絞り気力で戦い切りました!10人組手完遂!

進師範とがっちりと握手。
岩崎さんは前回の失敗からしっかりと学び、挫折することなく気力,組手を立て直して来ました。前半は受け重視の安定した組手で、疲れの見えはじめた後半も崩れる事なく弱気になる事なく気合いで攻め切りました!見事な10人組手でした! 苦労した分、得るものも多かった事と思います。それらの得たものを後輩達のアドバイスに役立ててください。

続いて昨年の関東大会チャンピオン大和さん。

気合い充分!1人目は三浦初段。

2人目は親友の小寺一級。大和さん、前半からガンガン攻めます!

3人目の坂口一級。坂口さんのしつこい攻撃に巧みなステップで対応。

4人目は同じく関東チャンピオンの森真樹二級。

5人目の森真二初段。

6人目は長澤一級。重心の低い安定したバランスの良い構えが崩れません。

7人目は相澤四級。相澤ラッシュにも強打で対抗。

8人目の興津二級。興津さんのフルスイングの突きの連打に苦戦しますが、強烈な左カギ突きで応戦!

9人目は森谷三級。勢い余って顔面殴打をしてしまい謝る大和さんに「全然大丈夫です! もっとどんどん来て下さい。」となぜか嬉しそうな森谷さん!(笑)

そして10人目は水間初段。簡単には終らせないぞ〜とばかりに厳しく攻められますが、ふらふらになりながらも最後まで攻めの姿勢を崩さなかった大和さん。見事に10人組手を完遂しました!

最後は進師範とがっちり握手。
昨年の関東大会優勝、そして国際大会3位と実績充分の大和さん。持ち前の攻撃的な組手を終始続けて、進師範に「これまでで最も掛かり手を苦しめた10人組手」と言わしめた圧巻の10人連続組手でした!

今回は新しく2名の黒帯が誕生しました。極真の黒帯というと、一昔前は空手界はもとより一般社会からも一目置かれた存在だと聞きました。自分は今でもそうであると信じております。そんなこれまでの極真黒帯の先輩方が築いてこられた伝統を受け継いでいってください。黒帯をとる事が空手人生のゴールではありません。ここからが新たな空手人生のスタートです。黒帯としての役割を果たしながらそれぞれの空手道をこれからも歩んで行ってください。


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