秋期城西地区交流試合 2004.9.23/府中市総合体育館

試合レポート

極真空手溝の口道場 城西支部交流試合 

 9月23日(祝)に府中市総合体育館で「秋季城西地区交流試合」が行われました。溝口支部より幼年の部に4名が出場。

 一番最初の試合は馬場澄夏選手、怒濤の突きのラッシュで5-0判定勝ち。2回戦で惜しくも判定負け。

 加藤禎基選手は上段回し蹴りで技有りを何度も取り、準決勝まで勝ち進んで4位入賞。延長戦になっても諦めず、突きを繰り出す姿は見事でした。

 宮腰慶太選手は1回戦で上段回し蹴りの技有りを取り5-0で判定勝ち。2回戦では前回優勝者の内藤選手相手に延長戦までもつれ込む大接戦。惜しくも判定負け。

 圧倒的な強さで優勝した大和建匠選手、ほとんどの試合が上段回し蹴りによる一本勝ちでした。普段から基本稽古も移動稽古も真面目に一生懸命取り組んできた努力が実を結びました。

 一般新人戦には軽量級に4名、中量級に3名の選手が出場。

 軽量級出場の須川選手。試合開始と同時にもの凄い勢いで攻め続け、多彩な蹴り技を繰り出し、難なく準決勝進出。激しい闘い方とは逆に頭は冷静で、セコンドの声もしっかり聞こえていた様子。セコンドの「須川、フグトルネード!」の声に反応し、すぐさまフグトルネードを出す姿も。惜しくも準決勝で敗れましたが、その闘いぶりは他支部の支部長の間でも評判でした。今後の活躍が期待されます。

 初戦を5-0の判定勝ちで勝ち上がった小椎尾選手。仕事が忙しく道場に来れない日は自宅近くの公園で夜中に自主トレをするほどの情熱の持ち主。ラスト30秒からの猛烈な突きのラッシュは見事でした。

 初めて試合に出場した鈴木選手。ママチャリで奥多摩まで出かけてしまう体力と長いリーチをいかし、強い突きで前に出続けるが減点をとられ判定負け。試合内容では圧倒していたので、次回の試合では活躍する事、間違いない。

 黒岩選手は今までケガらしいケガをした事がないという噂の、頑丈な身体をもつ選手。普段の稽古では見た事のない、凄まじい勢いの突きと下段で試合開始から攻め続ける。対戦相手からの強い蹴りにも屈せず、前に出続ける姿は初めての試合とは思えないほど見事な闘いぶりでした。

 中量級出場の三浦選手。試合に出ると決めた日から1度も休まず試合クラスに出席し、スタミナ稽古を積んでいました。5-0の判定勝ちで初戦突破しましたが、2回戦の延長で残念ながらドクターストップ。抜群のスタミナで、最後まで自分の組手スタイルを崩す事なく闘いました。

 道場ではリーダー的存在の冨上選手。無類の打たれ強さと重い下段で技有りを取りながら、準決勝進出。準決勝では同門の西選手に敗れたものの、3位決定戦では圧倒的強さを見せ、見事3位入賞。

 準優勝に輝いた西選手。初めての試合とは思えない落ち着き、試合運びの巧さ、テクニックの持ち主。破壊力のある左の下段回し蹴りで一本勝ち、技有りを何度もとり、トーナメントを駆け上がり決勝進出。決勝では僅差で惜しくも敗れたが、総合的な実力では出場者の中でも頭一つ抜きん出ていた感がある。全日本ウェイト制で活躍する日も遠くはないだろう。


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