第26回全日本ウェイト制大会 2009.6.6~7/大阪府立体育会館

試合レポート

極真空手溝の口道場 第26回全日本ウェイト制空手道選手権大会

 6月6日(土)・7日(日)大阪府立体育館にて第26回全日本ウェイト制空手道選手権大会が開催されました。

 体重別の日本一を決めるこの大会、今年は軽量級が8月の第4回世界ウェイト制大会の日本代表選抜戦を兼ねて開催されることもあって、特に軽量級が注目されました。

 全日本ウェイト制大会は二度目となる川崎溝口支部の小山内紘介選手はその軽量級に出場し、一回戦は落ち着いた戦いぶりで本戦判定勝ち、二回戦も得意の膝蹴りが有効に決まり本戦判定勝ち、続く三回戦で昨年の全日本ウェイト制大会中量級で三位入賞し今大会も優勝候補の一人として挙げられている下総支部の小沼隆一選手と対戦しました。

 本戦前半は前蹴り膝蹴りが入り順調な試合運びをしていましたが、後半小沼選手に攻め込まれ惜しくも判定負けとなりました。小沼選手はこの大会三位入賞しました。

 トップの選手と対戦しその実力を肌で感じた本人も、とても良い経験になったと語っていました。今後さらに活躍するであろうと感じさせる、良い試合内容だったと思います。

小山内紘介軽量級出場 小山内紘介 1級
『全日本ウェイト制レポート』

 この度、第26回全日本ウェイト制空手道選手権大会に出場するにあたり、公私にわたり指導頂ました進先生、わざわざ大阪までセコンドとして来て頂いた川崎指導員、本橋さん、松田さん、鈴木さん、そして日頃一緒に稽古して頂いている道場生の皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝しています。

 自分自身、この大会に出場するのは2度目となりますが、前回の大会では城西地区の選抜試合で負けてしまい進先生の支部長推薦という形での出場でした。そのため、今回の大会に出場するにあたり、何が何でも選抜試合を勝ち抜き、支部の代表、神奈川県の代表として試合をする、必ず2日目に残る、覚悟を決めて試合に望む、ということを試合前から決めて稽古してきました。

 運良く選抜試合を勝つことができ目標は1つクリアすることができました(課題だらけの試合でしたが・・・)が、今になるともっと覚悟を決めた追い込んだ稽古ができたはずと後悔しています。これは、来年への課題だと思います。

 肝心の試合についても少し書きたいと思います。自分が今回出場した軽量級(70kg以下)は第4回全世界ウェイト制空手道選手権大会の最終選抜戦となるため、まさに激戦区となりました。

1回戦 静岡西遠支部 小粥選手 本戦判定5-0
初戦でしたので、もっと足を使いたくさん動こうと思っていましたが相手の攻撃が的確で全部貰ってしまいバタバタしてしまいまいました。中盤自分の膝蹴りが決まり場外にも出すことができ、勝つことができました。

2回戦 本部直轄浅草道場 土屋選手 本戦判定5-0
2回戦は自分よりも若い選手との試合でした。この試合は膝蹴り、内股蹴りを軸に試合をしました。しかし、相手もなかなか下がらず、手数も減りません。終盤、相手の突きが効いてしまい延長かと思い焦りましたがなんとか判定で勝つことができました。終始前に出れていたのがよかったのかも知れません。

3回戦 下総支部 小沼選手 本戦判定0-5
この試合に勝つと2日目進出です。相手の小沼選手は無差別全関東チャンピオン、昨年のこの大会では中量級3位になっています。実績、技の威力等はかないませんので、この試合は膝蹴りでドンドン前に出て相手を下げ、焦らせ、勢いで飲み込んでやろうと思い試合をしました。途中相手を下げることもできましたが、小沼選手の胸への強烈な突きを貰い、腕をたたんでしまい突きも出なくなってしまいました。判定になり0-5で敗れ、2日目には残れませんでした。技術的な課題がこの試合では見えてきました。

 試合前、試合後、さまざまな課題が出てきました。この課題をひとつずつしっかり克服していくのが試合で勝ち抜く近道だと思います。気持ちを切らさずコツコツと稽古していきたいです。そして、ウェイト制大会だけにとらわれず、無差別全日本大会、世界大会を目標にした稽古をしていきたいです。これからも今まで以上に支部の代表に恥じない稽古、振る舞いをし、道場の力になれるよう頑張ります。皆さん、また一緒に稽古お願いします。みんなで川崎溝口支部を盛り上げていきましょう。


« »