第44回全日本空手道選手権大会 2012.11.3〜4/両国国技館
11月3日(土祝)、4日(日)両国国技館にて第44回全日本空手道選手権大会が開催されました。
今大会は初日から見応えのある試合が続き、技有りや一本勝ちも多く見られました。
おそらく自分が全日本大会を観戦しに行くようになってから、一番おもしろかった大会ではないかと思います。とにかく全てが凄くてただただ感動させられ、この大会を生で観戦出来た事が最高でした。素晴らしかったです。
初日は川崎溝口支部から片野主税選手が出場しました。
片野さんはこの全日本大会に出場する事が決まってから毎日毎日必死で稽古に取り組んできました。
ケガをしても、疲れていても、体調が悪くてもそれを言い訳にせず、進支部長から与えられた課題やメニューをひたすらひたすら一生懸命やり込んできました。
しぶとくしぶとく、繰り返し繰り返し、真摯に懸命に自分自身と闘っていました。その姿を見る我々からすると、きつ過ぎて心配になるほどでしたが、その辛さを片野さんは顔にも口にも出さずに歯を食い縛って稽古していました。
その猛稽古のおかげで、一回戦ロシアのアレキサンダーミハイロフ選手相手に一歩も引けを取らない試合を見せてくれたのです。見ている私達に感動を与えてくれる素晴らしい試合でした。
片野主税選手、お疲れ様でした。
セコンドについてくれた本橋さん、小山内さんお疲れ様でした。応援に駆けつけて下さった皆さんありがとうございました。
片野さん、感動をありがとうございました!お疲れ様!
2日目は以前溝口支部にも出稽古に来てくれていた千葉県中央支部/荒田昇毅選手に期待が集まりました。全日本チャンピオンには惜しくもなれませんでしたが、来年4月開催の『世界ウエイト制大会』では体重別の世界チャンピオン目指してくれると思います。
優勝はスペインのアレハンドロナヴァロ選手でした。35歳という年令ですが、今も変わらずパワフルな圧力や粘りと、スピードとキレのある技を出しており、長年一線で闘ってきた試合巧者であるのがよく分かりした。
準優勝のロシア、ゴデルジカパナーゼ選手はその技一つどれをとっても叩く(突く)、蹴る音がとても痛そうでした。しかし延長戦になるとナヴァロ選手のしぶとく攻め続けて圧力をかけてくる闘い方に苦戦し、ガクンとスタミナが落ちるのが分かりした。最強と思われる選手にも弱点はあるのだなと感じます。とは言え、カパナーゼ選手とナヴァロ選手の決勝は凄かったです。
また、試合の合間には少年部演武が行われ、当支部からも5名が出場しました。フウカ、タイキ、イオリは堂々とした型を、タツヤとミズキは板割を見事に決めていました。国技館の舞台で演武した事は彼らにとっていい経験になったと思います。お疲れ様でした。
また、来年4月には体重別の世界大会である、世界ウエイト制大会が開催されます。この大会に出場した選手達も多く出場するので、見応えはかなり有ると思います。川崎溝口支部道場生もぜひ見に行って下さい!
◆第44回全日本空手道選手権大会◆
優勝 アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)
準優勝 ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)
三位 荒田昇毅(千葉中央)
四位 ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア)
五位 イリヤ・カルペンコ(ロシア)
六位 安島喬平(茨城県常総)
七位 鎌田翔平(東京城西)
八位 森善十朗(東京城西)
敢闘賞 高橋佑汰(東京城北)
技能賞 森善十朗(東京城西)
新人賞 加賀健弘(横浜川崎)
新人賞 デビッド・シャルコシャン(ロシア)
試割り賞 イリヤ・カルペンコ(ロシア)22枚
第44回全日本空手道選手権大会アルバム(49枚)はコチラ。
2012年11月4日