2013関東極真空手道選手権大会 2013.12.8/茨城県武道館
(レポート:本橋正道)
12月8日、2013年最後の大会「関東極真大会」が水戸で開催されました。
午前中に少年部が行われ、川崎溝口支部からは11名が参加し、綿引未夢選手、本田志帆選手、小寺那央也選手が3位入賞しました。
綿引未夢選手
数々の大会で優勝・入賞経験を持つ川崎溝口支部少年部のエース。
しかし、この日はいつもの動きが出来ず初戦から大苦戦!
聞いたところ、数日前から体調を崩し、この日も最悪の体調で強行出場したとの事。その中きっちりと入賞するところはさすがです。組手の強さに加え、その責任感の強さは自分達一般部も見習わなくてはいけないと感じました。
本田志帆選手
危なげない戦いで1,2回戦突破。迎えた準決勝、やや有利に進めながらも本戦引き分け。延長も両者一歩も引かない攻防でしたが僅差の判定負け。しかし安定感抜群の組手は大器を感じました。今後、一本を取れる得意技を身に付ければ更に大きな大会での優勝も近いのではと思います。
小寺那央也選手
以前述べた、天才少年ユウヤ君の実弟。兄譲りの才能が有りながら、これまでなかなか結果を残せずにいましたが、この日は躍動感あふれる組手で勝ち上がり、念願の関東大会入賞を勝ち取りました。
大会前日に亡き祖父に勝利を誓っていたそーです。正に有限実行男。これで兄に少し近ずけたかな。いや並んだかな。
入賞した選手おめでとうございます。入賞出来なかった選手も関東の強豪選手相手に勇気を持って戦う姿はとても素晴らしかったです。今回の悔しさをバネにまた頑張ろう。
父兄の皆様、セコンドの方お疲れ様でした。
午後は一般部です。川崎溝口支部からは6名が出場。
大和宏樹選手が40歳以上軽量級で準優勝、片野主税選手が一般重量級で3位入賞しました。
大和宏樹選手
強烈な突きを武器に危なげなく準決勝まで勝ち上がり、迎えた決勝戦。本戦中盤に得意の“ど突き合い”に持ち込むも引き分け、延長戦中盤に勝負をかけて打ち合いに挑むも相手に粘られ無念の判定負け。でも準優勝は素晴らしい成績です。でもでも大和さん、あなたの実力はこんなもんじゃないですよ〜。来年は全日本、国際大会を目指して頑張ってください。
片野主税選手
今年、全日本やウエイト制を含め、なんと6度目の大会出場!
相手は四段の選手!再延長にもつれ込む大熱戦を演じ、最後は文句なしの判定勝ち。今年は勝てない試合が続きましたが、そこで腐らずに、自分を信じて稽古に励み、一年間を通し繰り返し練習してきた突きから下段のコンビネーションが今年最後の大会で生きました。
その後、優勝した選手に敗退しましたが、強豪ひしめく関東大会で3位入賞はとても立派な成績です。
感動した!おめでとう。
今回入賞したお二人に共通することは、年間を通じて、忙しい仕事の合間を縫い、コツコツと自主トレに励んでいた事ではないでしようか。
今回入賞出来なかった選手もそれぞれの持ち味が出ており、気合いの入った素晴らしい戦いぶりでした。
選手のみなさんお疲れ様でした。審判を引き受けて頂いた水間さん、大会スタッフとして参加してくれたタイセイ君、スバル君有難うございました。そして、運転手・セコンドとして水戸まで駆けつけてくださいました鈴木さん、有難うございました。
2013年12月8日