昇級審査会が行われました
押忍 川崎です。
本日は川崎溝口支部、秋の昇級審査会でした。
少年部から一般部までたくさんの道場生が審査を受けましたが、皆さん稽古の跡がうかがえてこの日のためにがんばってきた様子がよく分かりました。
8〜10級受審の子たちは気合の声が大きく、ハツラツとした姿が印象的でした。
6•7級受審の子たちは今まで稽古してきた事、稽古以外の場で自主トレなど見えないところで努力してきた成果が出ていました。
1〜5級受審の子はさすが上級だなと思わせる立ち振舞いと技術力を見せてくれました。
ただ、全体として少し残念だったのは返事の声が小さく、時として話している先生の言葉をしっかり理解出来ているのかな?と思うような場面がありました。
単純に声が小さいのもダメですが、ただやみくもに返事をするのではなく、相手から何を言われているのか、相手が何を言おうとしているのか、目と心も相手へ向けて話を聞いて欲しいと思います。
その上で、『自分は話を聞いているよ。』と気持ちを込めて返事をして欲しいです。
稽古や試合、道場での組手や受け返しも相手とのやりとりです。自分勝手好き勝手やっているだけではおもしろくないし、上達も遅いです。
先生の目を見て、話を聞く。
そして、目を見て返事を返す。
そのやりとりも同じことだと思います。返事はとても大切なので、しっかり出来るようにしていきましょう。
一般部の皆さんは内容が素晴らしく、どの方も熱心に稽古されていて、その努力の成果がしっかりと出ていたと思います。
自分はしばらく一般部をお休みしているため、今回受審された方々の普段の稽古を最近見ていませんが、1年前、2年前と比べるとかなり上達しているのが分かりました。
今回初めて受審された白帯の皆さんも、初めて見させていただきましたが、とても上手で完成度が高かったと思います。引き続き稽古をがんばってください。
ただ、個人的に少し気になったのは、全体的に気合を入れてがんばるあまり、力が入り過ぎて力みが固さに繋がってしまいがちだなという印象でした。
審査会は普段と違う緊張感の中で行うため、どうしてもあがってしまう気持ちはよく分かります。そこをいかにいつも通り平常心でいけるか、腹を据えて開き直るか、気持ちのコントロールも空手には欠かせないと思います。これからも心身共に鍛えて強くなって下さい。
また、毎回少年部の審査後に進支部長が話して下さる『極真の精神』の話はみんなにいつまでも覚えておいて欲しい言葉です。
頭は低く 目は高く
口慎んで 心広く
孝を原点として 他を益する
自分はこの言葉を人生の軸にしています。迷ったり困ったり辛い時苦しい時、そして幸せだと感じる時も、いつもこの言葉を噛み締めます。
少年部のみんなにもそうなってもらいたいなぁ。笑
そして、今回の一般部の審査後には支部長から
運、鈍、根、の話がありました。
成功するには、幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要であるという意味と解釈しますが、空手でも同じ事が言えるのだと思います。
運は偶然ではなく自分で引き寄せるもの、些細な事で動じず鈍感で不器用でも粘り強く、根気や根性で乗り越えていく。そうやってコツコツ努力した結果が黒帯や自分の目指す目標へと繋がっていくのだと支部長は仰っていました。
特に一般部の方々は仕事や学業、家の事などやらなきゃならない事との両立が大変だと思いますが、ぜひこれからも空手を続けてなりたい自分になれるよう精進して欲しいと思います。
本日の審査会に参加した皆さん、お疲れ様でした。また見学に来てくださった少年部保護者の皆さん、お手伝いに駆けつけて下さった道場生の皆さんもお疲れ様でした。
審査の合否は16日水曜日発表です。道場に掲示しますので、各自確認して下さい。
帯と認定状は早くても17日の木曜日以降、遅ければ来週以降の授与となります。
写真は本日の一般部審査会の様子。
2013年10月13日