【武蔵小杉道場】神奈川県大会振り返り

橋本竜指導員のつぶやき 試合結果 道場生紹介

押忍

橋本 竜です。

 

3月26日(日)に神奈川県大会が開催され武蔵小杉道場から31名が出場し、神奈川県王者5名とメダリスト6名の計11名が入賞しました。入賞した皆さん、おめでとうございます!何度も悔しい思いをしてきて遂に手にした初優勝や初入賞、武蔵小杉道場対決などたくさんのドラマがあり、本人やご家族はもちろんですが、私自身も深く感動しました。

※入賞者の記念写真は、別記事「【速報】3月26日(日)2023神奈川県大会”第13回金太郎杯”」に掲載。

 

今回は入賞率35%で、敗退した選手も1勝1敗、2勝1敗など勝率も比較的高かったです。この半年の、特に3ヶ月の稽古メニューで各自の得意なレンジを各自が理解し(幼年・低学年は難しいですが)、それに合った技を磨く機会・クラスを多く用意できた点は成功でした。幼年・低学年には別のアプローチを模索しますが、総じて今回、私自身がトレーナー側として得たものは大きいです。

一方、選手自身にも考えてほしいこと。なぜ勝てたのか?勝てなかったのか?何が足りていて、何が足りなかったのか?もし動画を撮っていれば自分で確認しましょう。動画がなければ試合を見ていた人に聞いて考えましょう。そして、日頃の稽古を振り返る。1時間の稽古と自主トレーニングも含めて何をどれくらい努力したのか?未解決の課題を残したまま進めると大事な場面でその課題に足を引っ張られますから、それを解決する癖を空手で身につけて、勉強や仕事にも活かしてほしいと思います。

 

さて、武蔵小杉道場強化選手からは3名が出場し、2名が優勝しました。神奈川県重量級王者の金田タイガくんは、昨年に続いて中学1-3年生男子重量級というハードなカテゴリーで連覇。決勝戦の相手はミドル〜ロングレンジでやりたがっていましたが、得意のショートレンジ・インファイトに持ち込んでほぼ突きで攻めきって判定勝ち。(最終的に頼るだろうとは本人に言わずに想定していた)突きのフォーム修正と打ち込みを重点的におこなってきたので、十分な体力とレンジ操作にプラスして力は出し切れたと思います。7月東日本大会に向けては、真剣に、インファイトでの技の幅を広げること、万が一でも逆転できる技を修得することが課題です。

元関東無差別級5位の内田ユウキくんは、小学2年生男子重量級で念願の初優勝。体調不良により欠場した関東大会以降、気持ちがイマイチ安定せず見守りながらの日々でしたが、試合10日前に道場内で自主的におこなった1本先取組手で20分間の激闘の末に負けたことがトリガーになったか?それ以降は比較的良い状態で過ごして当日も絶好調。得意のロングレンジでの足技の破壊力・精度を向上し、ミドルレンジでも応戦できるようになったので、技ありを量産。7月東日本大会に向けては、ミドルレンジでの技の幅を広げること、防御技術を改善することが課題です。

関東重量級5位・神奈川県重量級銀メダリストの立野オウジロウくんは、小学3年生男子重量級の準々決勝で敗退。強化選手なのに俺だけ・・と悔しがっていましたが、ネガティブには全く考えなくていいです。ポテンシャルや強さを求める姿勢などから将来の大舞台での活躍を期待しての強化選手です。7月東日本大会に向けては、まず大前提として空手経験が浅いので、可能な限り稽古は基本+特化で参加して土台づくりすること。その上で、得意のショート〜ミドルレンジ・インファイトで安定感を出すために足腰の鍛錬と、判定も取れるように技の幅を広げることが課題です。

世界重量級5位・全日本軽量級王者の橋本レイくんは、神奈川県大会では選手たちのセコンド・サポートに尽力してくれました。どうもありがとうございました。来月の世界大会に向けて引き続き稽古に励んでください。

 

押忍


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