【武蔵小杉道場】世界大会(国際親善)振り返りと、大切なこと

橋本竜今日の道場 指導員のつぶやき 道場生紹介

押忍

橋本 竜です。

 

4月29(土)・30日(日)に世界大会(国際親善)が開催され武蔵小杉道場から世界王者1名が誕生しました。優勝した選手、おめでとうございます!出場した選手、おつかれさまでした!

※入賞者の記念写真は、別記事「【速報】4月30日(日)2023国際親善空手道選手権大会 2日目」に掲載。

 

まず、今大会の応援・観戦に駆けつけてくださった皆さん、ありがとうございました。皆さんの熱い声援が選手やセコンドに届き、最高のパフォーマンスを発揮できたと思います。また、いつも一緒に稽古している道場の皆さん、ありがとうございます。組手も型も、皆さんと共に汗を流せる環境が二人を成長させ、準備万端で大舞台に臨むことができました。

さて、武蔵小杉道場強化選手から2名が出場しました。組手強化選手で世界重量級5位・全日本軽量級王者の橋本レイくんは、小学6年生軽量級で優勝。全日本大会に続いて世界大会も軽量級を制覇しました。昨年の全日本大会以降は各上級試合で重量級に階級を上げて、長身から繰り出される蹴り技対策、重い打撃でのインファイト対策、攻撃パターンの拡張など小柄な彼にとって難易度の高い様々な課題に取り組み、今大会の軽量級に調整しました。当日の試合を通して彼の最も大きな強みは「相手に合わせて組手を変化させること」だと確信しました。構え、コンビネーション内の技数、攻撃の方向などの微調整を試合ごとや試合中におこなうことができます。セコンド指示を受けてその通り微調整することは容易ではないので、彼の冷静さと運動能力には感心させられます。本当におめでとうございます。

型強化選手の宇津木セナくんは、小学4年生男女混合に出場。残念ながら入賞は逃しましたが、彼にとって間違いなく今までで一番の演武です。とても大きな発声で最高の始まり、一つひとつ丁寧な動作を心掛けて、気合いも十分に、最後まで気を抜かず残心・・型試合デビュー戦とは思えない堂々とした演武でした。今後も試合を目指すかどうかは本人が決めることなので、試合向けというより空手の稽古に向けて、「一つひとつ丁寧な動作を心掛け」に加えなければならないのは、パワーアップして力強い身体操作をできるようにすること、0→1に一挙動でキレのある身体操作をできるようにすることです。身体能力も運動能力もどんどん伸びる年齢ですから、今後も楽しく稽古に励んでほしいと思います。大変おつかれさまでした。

 

最後に、私自身のために大切なことを書いておきたいと思います。

橋本レイくんは優勝直後に「空手をやってきて良かった!」と喜んでいました。彼は小学1年生の時に空手体験して「楽しかった!空手を習いたい!」と入門してから今日まで変わらず楽しく努力してきました。たまたま選手としての道を選び、ネガティブに”苦労”した成果ではなくポジティブに”努力”した成果を得ました。

他のほとんどの道場生も同じように空手体験して「楽しかった!空手を習いたい!」と入門してくれたと思いますので、各自がそれぞれの目標を達成した時、目標に向けて進捗した時には、「空手をやってきて良かった!」と喜んでもらえるよう指導に努めます。それに加えて、もし目標が選手として世界王者なら世界王者、神奈川県王者なら神奈川県王者になるために必要な指導を考えて工夫してサポートします。

一緒に空手を楽しみましょう。

 

押忍


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