【武蔵小杉道場】10月下旬〜11月上旬の稽古概要・道場生・風景

橋本竜今日の道場 指導員のつぶやき 試合結果 道場生紹介

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押忍

橋本 竜です。

 

【1】稽古概要(+関東大会の振り返り)

昇級審査後から毎週2つずつ重点ポイントを設けて基本稽古・組手稽古をおこなっています。1週目10/19-25は直突きで2つ、2週目10/26-11/1は突きの防御で2つ、3週目11/2-8は振り打ちとその防御で1つずつ(進行中)。10/19昇級審査会での審査員からのアドバイスをトリガー・初日にして、以後すべての基本クラスで毎回おこなっているため、週1回の道場稽古でも重点ポイントをおさえることができます。重点ポイントを足し算して上達していきましょう。

さて、11/3関東大会を振り返ります。自分も選手として出場していたので、皆の初戦を直接観戦することはほとんど叶いませんでしたが、確認できた範囲で振り返ってみます。

一人目は、橋本レイくん。中学1年生男子軽量級で優勝しました、おめでとうございます。今年中学生になってから半年以上のスランプに入っていて、スランプから脱出するために試行錯誤しました。効果を上げたのは、(1)技術面:攻めと守りのアクションを一つひとつ丁寧に組み立て直したこと、(2)精神面:過去の成功体験を繰り返し確認することで組み立て直す方針に自信を持つこと、だと考えています。できるだけ早い時期から(1)と(2)を並行して日々過ごしてほしかったのですが、結局、(1)だけで7月末から10月末まで3ヶ月間稽古し、試合当日午前中に急ぎ(2)で精神面を仕上げることになりました。結果オーライとは言えここは無計画すぎて、たまたま駆け込み乗車できたので、私も今後気にかけなくてはと思っています。試合内容は、本来の盤石な組手に戻すことができて、7割は復活できたと。あと3割は本人と直接話して解決し、11/30全日本大会の王座に返り咲いたら完全復活です。

二人目は、金田タイガくん。高校生活が忙しくて道場稽古になかなか参加できず、9月神奈川県大会で準優勝した時点と比べて技術的には横ばい、更に他の課題が足を引っ張ったと考えています。私にも仕事等でなかなか時間が取れない中でどうすればいいのかと長らく悩んでいた時期がありましたが今では「稽古とは、日々の過ごし方、嗜み」だと意識を変えてから随分と楽になりましたし、有意義に過ごせるようになりました。タイガくんは年内の試合はないので、来年に向けて意識改革と、限られた時間を何にどれくらい使うかを今度ゆっくり話したいと思います。

三人目は、内田ユウキくん。長らく引っ張っている課題がそのまま結果に出てしまいました。神奈川県大会レベルはこれまでの組手スタイルでももうしばらく通用すると思いますが、関東大会以上の上級試合ではそうはいかなくなってきました。ユウキくん本人が日々稽古中に改善を心掛けているのはよく分かっていますが、試合内容を見ればまだまだ身についていないのが現状で、一日でも早く整えないと長いスランプに入りそうです。とは言え今回、体調不良にも関わらず強い闘志をもって、戦略通りに最後まで戦った姿、極真魂には心から尊敬しています。

四人目は、立野オウジロウくん。初戦は危なげなく突破しましたが、次戦はイマイチ動けず。9月神奈川県大会で優勝した日から、組手技術は上級試合でも入賞できるレベルまで到達したなと感じていましたが、90秒という短い時間で審判に評価してもらう「競技」への最適化はまだできていなかったと言えます。組手技術は今の方向で引き続き攻めと守りのアクションを丁寧に磨いて、加えて競技で勝つための知識を再確認し稽古中に繰り返し実践してはっきりとイメージアップできれば、11/30全日本大会の王座を奪取することも可能でしょう。期待しています。

五人目は、森廣レオンくん。まずは初めての上級試合出場、大変お疲れさまでした。9月神奈川県大会で入賞して間もなく関東大会に申し込み、稽古量も大幅に増やして頑張ってきました。得たものがあったようで、試合後も変わらず前向きに稽古に励んでいる姿は上級者らしく、むしろ試合前より強くなったように見えて頼もしいです。レオンくんは入門からまだ3年経過しておらず空手家としての道は始まったばかりです。程良いモチベーションでいいので長く継続することができれば、昇級昇段や大きなタイトルを手にすることも叶うでしょう。

最後に、自分は40-44歳男子重量級で連覇することができました。上級試合で教え子と初めてダブル入賞・優勝することができてとても嬉しいです。さて、今回もいくつか収穫があり新たに試したいことも出たので、11/30全日本大会では何としても王座を奪取すべく、より一層気合いを入れて稽古に励みます。武蔵小杉道場強化選手の皆さん、頑張りましょう。支部・道場関係者の皆さま、引き続き応援のほど宜しくお願いいたします。

 

【2】ピックアップ道場性

一人目は、橋本レイくん、初段、中学1年男子、全日本大会軽量級2位、関東大会軽量級優勝者、元国際大会軽量級優勝者。実は初めての紹介です。このタイミングでピックアップしたのは、スランプからの脱出という新たな前例をつくってくれたからです。武蔵小杉道場オープンから今日まで様々な前例をつくってくれて心から感謝していますし、今後ますますの活躍を楽しみにしています。

二人目は、西村ヤマトくん、6級・黄帯、小学2年男子、元神奈川県大会軽量級優勝者。入門当初から打撃センスが良く身体能力も高いのでどんどん成長して強くなりましたが、ここ1年くらいテンションが上がらない日々でした。小学校低学年頃はよくあるので温かく見守ることが最善で、保護者の方の理解もあって遂に復活です。無事に昇級もしたので、改めて頑張りましょう。

 

【3】稽古風景

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押忍


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