今日の少年部
押忍
今日の少年部ではこんなことがありました。
組手の最中のこと。
白熱した試合展開の中、見ている他の子達からアドバイスや激励の言葉が投げかけられます。
場の雰囲気が全体的に興奮し、応援する側も自然と声が大きくなります。
そんな時、声をかけている子にむかって別の子達から『うるさい!』とか『黙れ!』と言った少しキツい言葉が投げかけられていました。
確かにヤジを飛ばしたり、からかったり、わざと大声を出したり、必要以上に声を荒げていたのなら、それはマナー違反だと思います。
またすぐ横で耳障りな奇声を発せられてはたまらないでしょう。
ですが、組手している仲間にむかってアドバイスする時は多少大きな声になってしまうのはやむを得ないとも思います。
組手している本人達は夢中になっているので周りの声が聞こえないこともあるでしょう。
注意してくれた子は周りの騒々しさをおさめようとしてくれたのだと思います。それ自体は自ら気付いてしてくれたこと、素晴らしいことです。本来なら私がするべき行動です。
ただ、ほんの小さなことですが、気付いて注意する側は頭ごなしに言うのではなく、相手のこと応援者のことも考えて言葉かけをしてもらえたらもっとよかったなぁと感じました。
もちろんアドバイスしたい時は的確に。応援も相手に届く声でハッキリと。ただ騒ぐだけでは何も伝わりません。
共に切磋琢磨する仲間同士、お互いにお互いを思いやって言葉をかけて欲しいと思います。
同時に、今日私の目の前で起こったこの事は私がしてきたことの結果であるとも感じます。
日頃、指導する際に子供達の意図や考えをくみ取らず頭ごなしに注意していないか今一度見直そうと思います。
気付きをくれた彼らに感謝します。ありがとう、あなた方がいてくれるから私も成長出来る。共に頑張りましょう。
2010年6月1日