稽古後の話

川崎環今日の道場 指導員のつぶやき

押忍

今日の少年試合クラスでは稽古後に昨日の関東大会で優勝した綿引未夢さんに優勝報告をしてもらいました。

『緊張したけれど、一生懸命頑張って優勝出来て嬉しかった』とのこと。

特に決勝では本戦で相手に旗が二本あがる不利な状況でしたが、延長で見事技有りをとって逆転勝ちをおさめる素晴らしい試合展開でした。

以下はその後みんなにした話です。

未夢が優勝出来たのはもちろん本人が一生懸命頑張ったからだけど、共に出場して闘った仲間や応援してくれた仲間、セコンドに入ってくれた仲間のおかげだと思う。

そしてみんなが試合に出ることを応援し支えてくれたお父さんお母さんご家族の支えがあってこそ頑張れるのだということを忘れないでほしい。

また、試合の『緊張』には二通りあって、一つは『負けるかもしれない』『逃げ出したい』とマイナスなことを考えてしまう緊張。

もう一つは『緊張してるけど、今までやってきたことを信じて精一杯やろう』『きっと大丈夫だ』とプラスなことを考える緊張がある。

後者のようないい『緊張』をするには毎日の稽古や日常生活、学校生活でも何でもプラスに考えられるようなクセをつけることが大切。

未夢が優勝出来たのはきっといい緊張感の中で試合が出来たから。そばで見ていてとてもリラックスして試合に挑んでいたように見えた。

そして決勝では喉や顔面を叩かれた上に攻め込まれ、自身が苦しい状況の中で、最後まで諦めず粘れたのは日頃の稽古でもピンチの時に諦めないで自分の出来ることを精一杯やるようにしてきたからだと思う。

みんなも日頃辛い時、苦しい時、ピンチの時に挫けて諦めるのではなく、それをチャンスと受け止めて精一杯出し切るクセをつけて欲しい。

先生も毎日そうやって自分の弱い心と闘っている。未夢も同じだと思う。そしてみんなも同じだと思う。

きっと出来るから大丈夫。また共に頑張りましょう。

…試合に出た子はもちろん、今回は出場しなかったみんなもきちんと話を聞いてくれました。

また、やり直し。負けから学んで成長しましょう。


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