13歳からの人間学
押忍 川崎です。
『13歳からの人間学』 石川洋著
を読みました。
ネットで調べものをしていた時、ふとしたキッカケでこの言葉を目にしました。
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辛いことが多いのは、感謝を知らないから
苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるから
悲しいことが多いのは、自分のことしか分からないから
心配事が多いのは、今を懸命に生きていないから
行き詰まりが多いのは、自分が裸になれないから
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この言葉はどこからきたのだろう、この言葉を発信した人はどんな人だろうと調べていたらこの本が出てきました。
著者の石川洋さんは昭和5年生まれ、ちょうど私の祖母と同い年の方でした。
若い頃から奉仕者として活動し、沖縄の青少年健全育成を目的にした団体の事務局長をこなしたり、平成になってから托鉢者になるなどストイックに様々な活動を行っていらっしゃる方です。
この本は石川さんが全国の中学・高校にて講演を行った際のお話がいくつかまとめてあり、最後には講演を聞いた中高生の感想文も掲載されています。
本の題名にあるとおり、中高生向けの内容で、これから人間として成長していく際に必要な心のあり方やお話、言葉がたくさん出てきました。
とても読みやすく、大人の私でも改めて気付かされる話がたくさんあり、良い本に出会えたと嬉しくなったのでご紹介させて頂きます。
中学高校時代の自分はお恥ずかしい話ですが、典型的な甘えん坊の世間知らずでした。今振り返るとあの頃は不安定で危なっかしかったように思います。誰しもがそうなのかもしれませんが。
そういう時期に人生の指針となるこういう本があったら助けになったと思います。
子供から大人になる途中の年代にぜひ読んでもらいたい一冊です。興味がありましたら、どうぞ。
2012年7月15日