【武蔵小杉道場】昇段レポート(橋本怜音)

押忍
橋本 竜です。
【1】昇段レポート(橋本レイ)
この度は昇段審査受審許可をくださった橋本先生をはじめ、空手に関わり支えてくださっている皆様、この場を借りて感謝を表したいと思います。誠にありがとうございました。
自分が極真会館に入門したのは2018年5月12日、小学1年生の時です。自分は橋本先生に「空手やってみる?」と言われ、保育園の友達と一緒に溝の口道場にて体験しました。体を動かすことは当時から好きだったので、空手を習いたくなり入門しました。
自分が変われたなと思ったのは小学5年生の全日本大会で優勝できた時です。自分は当時、上段ガード・技のコンビネーション・打撃の強化に取り組み、優勝できるように稽古して結果を出すことができました。翌年の関東大会では体重を増やして重量級に挑戦しましたが、自分より身長10cm・体重10kg以上大きい相手と戦って上段膝蹴りをくらい完敗。その時から軽量級の戦い方だけではなく、重量級の相手とも戦えるように稽古してきました。その後の国際大会も重量級に挑戦しましたが、ベスト8という結果で終わりました。この頃から試合に出るとたまに黒帯がいて、かっこいいな、自分も早く黒帯を締めたいと思うようになりました。
小学6年生の最初の大会は国際大会。年齢が上がると体重の上限も上がるので、本来の軽量級に戻して出場しました。印象に残るのは前評判が高く黒帯を締めた選手と戦った準決勝です。相手は打って打たせないタイプでした。相手が攻撃して後ろに下がろうとする時に、自分はステップで詰めて距離を取らせないという戦い方で勝つことができました。国際大会を優勝して終えた時、黒帯を締めた選手が何人もいたことも印象に残り、早く黒帯になって目標にしてもらえるような人になりたいと改めて強く思いました。
昇段審査当日、今までやってきた成果を全力で出すことができたと思いましたが、道場で橋本先生に言われてきたことをフィードバックでも言われ、不合格かもしれないと不安に思っていました。そう思っていたこともあって、合格通知がとても嬉しかったです。また、入門からずっと掲げていた「黒帯になる」という目標は今回達成できたので、今後は国際大会や全日本大会などに向けて鍛錬していこうと思います。そして将来は、全世界空手道選手権大会で優勝したいです。
「千日を初心とし、万日の稽古をもって極とす」という大山総裁の言葉があります。自分は空手を始めてから二千日以上が経っていますが、この言葉に沿えばまだ基礎が定着したばかりなので、これからも最初の頃の志を忘れずに稽古していきます。そして黒帯としての自覚を持ち、稽古により一層励んでいこうと思います。押忍
【2】指導員からコメント
橋本レイくん、昇段おめでとうございます。武蔵小杉道場の黒帯第1号です。
小学1年生で入門してから6年間、参加できるほぼすべての稽古に参加してきましたね。自分は親でもありますが一度も稽古参加を促したことがなく、本人の意志で6年間稽古し続けてきたことは頑張ったとか素晴らしいという次元ではなく、広く尊敬される姿だと思います。また、国際大会優勝、全日本大会優勝までの道筋を示してくれたことは、選手や後輩たちにとって希望です。
今後は成長期と付き合いながら心身を鍛え、技を磨き、共に強さを追求していきましょう。将来、全世界空手道選手権大会で活躍する姿をイメージして引き続き稽古に励んでください。改めて、昇段おめでとうございます。押忍
【3】記念写真
押忍
2024年6月13日